App Store関連の新サービス発表準備か

サンフランシスコで現地時間9日午前10時にキックオフとなるプレスイベントを直前に控え、Appleは「iPhone/iPod touch」向けアプリ配信センターであるApp Storeでの認証作業を一時中断しているようだと、海外のアプリ情報サイトMonAppStore.comの管理人が明らかにしました。

この情報によると、9月4日以降に発行された新しいアプリケーション数が激減しており、これまでは1日あたり平均400件以上のアプリが登場していたにも関わらず、この4日間に限れば、わずか7件の新しいアプリしか確認できなかったということです。

Appleの認証プロセスのこれほどまでの遅延は今までに無かったそうで、9日のイベントで、「App Store」に関する新たなサービスの発表が行われるかもしれないとしています。ただ、Tsugawa.Tvで調べたところでは、アプリ数の発行数の激減は確認されていません。

月額300円〜の「ATOK for Mac」定額制

ジャストシステムは8日、月額300円（一日あたり10円）から利用できる「ATOK定額制サービス」Mac版の提供を同日より開始すると発表しました。

これは、日本語入力ソフト「ATOK 2009 for Mac」と同等の機能を、常に最新のプログラムで、月額300円から利用できるというサービス。
ラインアップとして、毎月300円を支払う「月額版」と、1年分の使用権がパックになった「スターターパック 1Year版」が用意されています。
直販サイトJust MyShopでの価格は、「ATOK for Mac 月額版」が300円、「ATOK for Mac スターターパック 1Year版」が3,360円となっているほか、30日間の無償試用版も用意されています。動作環境はMac OS X 10.4.11～10.6。

「ATOK 2009 for Mac」は、64ビットアプリケーション上の日本語入力にも対応しており、入力環境の改善や、「かな／カナキー2度押し機能」、ATOK連携電子辞典ウインドウのタブ表示対応、校正支援・入力支援などの機能がアップしています。

– 最新のMacに最適なATOK 2009[ATOK 2009 for Mac]
– 「ATOK for Mac」のプログラムと1年分の使用権がパックに！

「iPhone OS」独自機能＝応答メッセージ迂回や通話料金通知など

Appleと米国のiPhone独占販売キャリアであるAT&Tは、新しい「iPhone OS」に新たな2つの独自機能を搭載するようです。

匿名の情報筋によれば、年内にリリースされる「iPhone OS」（おそらくはv3.1と思われる）には、AT&Tの独自機能として、通話料金の超過を警告するプッシュ通知（Push Notification）機能と、ビジュアルボイスメールにデフォルトの応答メッセージを無効化する機能が新たに搭載されるようです。

米AT&Tの通話料金プランには、AT&T携帯電話同士以外の月額40〜100ドル分の無料通話が含まれており、新しいプッシュ通知により、設定料金を超えそうになった場合にユーザに対して、バッジやメッセージ、サウンドなどのプッシュ通知で、月内の通話時間を通知することが出来るようになるといいます。

また、新しいボイスメール設定は、ユーザがカスタムボイスメール（応答用メッセージ）と AT&Tのボイスメール挨拶を無効にして、時間を節約することができるという機能になります。
同様にAT&Tユーザへの発信時にも、応答メッセージとボイスメール挨拶をスキップすることができるようになるようです。
これらの新機能は、「iPhone」の［設定］メニューからそれぞれセッティングが可能になるとされています。

AT&Tを巡っては、MMS（マルチメディアメッセージングサービス）の提供開始の遅れや、データトラフィック需要に対応しきれていないネットワーク品質などに対し、iPhoneユーザの不満が高まっており、同社はユーザに有益なサービスを新たに提供することで、その不満を和らげたいという狙いがあるようです。

AT&Tは、2010年に失効すると推測される「iPhone」独占販売権を、2011年まで延長させようとしているようですが、2010年夏の次世代（第4世代）「iPhone」投入時には、AT&Tだけでなく、Verizon Wirelessを含む複数キャリアから「iPhone」が発売されるとみられています。

［関連記事］
– 米AT&T、YouTubeでiPhoneのMMS対応とインフラ整備を説明 (2009-09-05)
– 米AT&T、iPhone3G/3GS向けMMSを9月25日に提供開始 (2009-09-04)
– iPhoneのトラフィック増に苦しむ米AT&T＝10年に独占契約打ち切りか (2009-09-04)

3rd Touchのカメラに問題？リリース遅れの可能性も

9月10日（米国時間9月9日午前10時〜）のプレス向け音楽イベントが間近に迫りつつあるなか、「iPhone OS」を唯一搭載でき、いわば「iPod」ファミリーのメインストリームになりつつある「iPod touch」にトラブルが見つかり、発売に遅れが生じるかもしれないといくつかの海外メディアが報じました。

次世代「iPod」ファミリー（touchとnano、ひょっとしたらclassicにも）にカメラが搭載されるのは既成事実とみられており、プロトタイプやいくつものサードパーティ製ケースがすでに、オンラインストアや見本市などに登場しています。

信頼できる情報筋から得た情報として、技術的な問題が見つかったとされるのは「iPod touch」のカメラモジュールで、詳細は不明ながらも、生産初期段階の数千ユニットで不具合が発見されたということです。
その後、この不良品はラインから排除されたものの、関連するトラブルが完全に解決されたのかどうかは分かっておらず、発売開始時期の遅れや供給不足の可能性があるといいます。

「iPod touch」のカメラは、Appleのスマートフォン「iPhone 3GS」にもCISを供給しているOmniVision Technologiesが供給すると思われ、3.2MピクセルCMOSイメージセンサ（CIS）が搭載されるとみられています。
ただし、「iPod touch」のカメラは、「iPhone」とは異なり、設置位置が背面のコーナー部分ではなく、デバイス中央上部になる予定です。
また、カメラとともにマイクが搭載されるとの情報もあり、ビデオレコーディング（動画撮影）もサポートされるようです（「iPod nano」は静止画のみの見込み）。

日本時間10日午前2時からキックオフとなるこのイベントでは、新しい「iPod」シリーズの他にも、「iTunes」のアップデート、「iPhone」向け「着信メロディ」とThe Beatlesの「iTunes Store」からの販売、新音楽フォーマット「Cocktail」、iPhone OS最新版「iPhone OS 3.1」のリリース、、「Apple TV」および「iMac」のアップデートなども発表されると一部で噂されています。

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GyaO、無料版に加え有料販売サイト公開＝無料版の映像プレイヤーにSilverlight

ヤフー子会社のGyaOは9月7日、映像配信サイトサービスを刷新して、無料映像配信サイト「GyaO! Presented by Yahoo! JAPAN」と有料映像販売サイト「GyaO!ストア Presented by Yahoo! JAPAN」の2サービスをローンチしました。

無料版の「GyaO! Presented by Yahoo! JAPAN」は、広告収入型の従来型映像配信サービスで、スタート時にすでに約1,300番組をラインナップしており、「チャーリーとチョコレート工場」、「キサラギ」、「ハリー・ポッターと賢者の石」などといった人気映画や、「フレンズ シーズン5」、「ER緊急救命室 シーズン5」などのドラマのほか、「時をかける少女」、「幽☆遊☆白書」などのアニメ番組、「GLAY」のライブ映像などの音楽プログラムが用意されています。

Macのシステム要件は、MacOS 10.4.8以降（要Microsoft Silverlight 3）、Safari 3以降、Intel Core Duo 1.83 GHz 相当以上となっています。

有料版の「GyaO!ストア Presented by Yahoo! JAPAN」は、フジテレビ、TBS、テレビ朝日のテレビ局ブランドプログラムが、約1,400番組用意されています。
こちらの有料版は、Windows2000/XP/Vista環境が必須であり、Macはサポートされていません。

iTunesキラーアプリがApp Storeに登場

スウェーデンのストリーミングミュージックサービスSpotifyが、iPhone/iPod touchとAndroidケータイ向けに、App StoreとAndroid Marketで無料アプリ「Spotify」を公開し、プレミアムサービス（月1,500円程度）加入ユーザ向けに音楽ストリーミングサービスの提供を開始しました。
現在のところ、米国や日本では利用できず、英国、フランスなどをはじめとするSpotifyデスクトップ版サービスが利用できる欧州数カ国のみで利用可能な状況です。

このSpotifyモバイル版アプリは、メジャーレーベルの楽曲を含む、ライブラリ内にある全楽曲の視聴に対応するほか、オフラインモードを備えているので、デバイスにプレイリストをキャッシュしておいて、地下鉄などワイヤレスネットワーク環境外で聞くことも可能です。

同アプリがApp Storeにサブミットされた時には、「iTunes」の機能と競合するため、「Google Voice」などのように、Appleが却下するのではないかともみられていましたが、先月承認され無事に正式リリースされたことになります。広告付きの無料ユーザにサービスを提供しない制限を設けることでバランスを取ったようです。

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SBM、僅差ながら2ヶ月ぶりの指定席に＝iPhone好調

携帯電話事業者各社が9月7日発表した、新規契約から解約を差し引いた8月の契約純増数で、ソフトバンクモバイルがNTTドコモを抜いて再びトップに立ったことが分かりました。
ソフトバンクモバイルは先月、26か月連続でトップを維持していた純増数でNTTドコモに抜かれ、27ヶ月ぶりに首位の座を奪われていました（参考 :7月の契約純増数）。

ソフトバンクの8月の純増数は11万5,100件で、一方のドコモは同11万2,900件増となり、わずか2,200件ながらソフトバンクがドコモを上回りました。
以下、先月4位だったKDDIが7万7,800件増で3位にランクアップし、イー・モバイルは6万1,100件増で4位に転落しました。ほかに、PHSのウィルコムは3万900件の純減でした。

ただ、 「iPhone 3GS」の品薄状態は依然として続いており、ソフトバンクの孫正義社長も指摘している通り、Appleから端末を充分に確保できていれば、まだまだ契約の純増数を伸ばせたように思えます。
発売開始から2ヶ月以上が経過するなかにあっても、「iPhone 3GS」は、家電量販店を中心に品薄・在庫不足が続いています。

また、携帯電話番号ポータビリティ（MNP）利用件数は、KDDIがプラス8,000件でトップとなり、以下、ソフトバンクがプラス2,000件で、イー・モバイルはマイナス200件、ドコモはマイナス9,800件の転出超となりました。

海外のあるサイトでは発売後1週間で訪問者の4割以上が最新OSだという

先月末に発売が開始されたばかりの「Mac OS X 10.6 Snow Leopard」ですが、この最新Mac向けオペレーティング・システムは、これまででもっとも速いスイッチ（移行）を成し遂げるOSになるかもしれないようです。

フランスのMac情報サイトMacBidouilleによると、ウェブサイト解析ツールを使って同サイトを訪問したユーザのOS環境を調査したところ、「Snow Leopard」発売開始から1週間で、すでに42%ものユーザ最新OSへのスイッチを完了していたということです。

これによると、OSの正式発売前から、すでに6%のユーザが「Snow Leopard」を使用しており（デベロッパやP2PでGM版を入手したものと思われる）、発売開始となった28日夜の段階で11.5%にまでシェアが上昇し、1週間後には42%のユーザが最新OSへの移行を完了したことが判明したとしています。

MacBidouilleの予想では、今後72時間のうちに「Snow Leopard」が、OSバージョン別カテゴリでトップに躍り出るとみられており、Windowプラットフォームはもちろん、これまでのMac OSプラットフォームのなかでも、史上最速の移行になるかもしれないとみられています。
ちなみに、「Snow Leopard」をインストールすることができないPowerPCユーザの比率は15%程度だということです。 [Read More »]

「iPhone」大ヒットで今後も力強い収益性を確保

仏投資銀行Societe GeneraleのアナリストVicent Rech氏の市場分析によると、Appleのスマートフォン「iPhone」は、ウォール街の見積りよりはるかに多くの利益をAppleにもたらしているということです。
Rech氏によると、24ヶ月に渡る「iPhone」の収益とコストを調査したところ、これまでに報告されて来た数値と実際の利益にはかなりの相違があり、劇的な収益性のトレンドが確認されたとされています。

「iPhone」のグロスマージン（粗利益率）は、これまでにも報じられてきた通りおよそ60%であり、Appleのほかの製品の33%を大きく超えており、Rech氏によると、「iPhone」がAppleの収益に占める割合が、2009年の28%から2012年には40%以上にまで伸びると予想されており、例え「iPhone」のグロスマージンが50%程度に下落しても、売上総利益率は2009年度の36%から2012年には39%にまで伸ばすことが出来るとしています。

Rech氏はさらに、仮に2009年6月以降、Appleが「iPhone」の販売をしなかった場合、他の製品のグロスマージンを33%と仮定して、2009年第4四半期にはグロスマージンが37%ととなり、2010年もほぼ横ばいの36%程度だろうということです。
一般の市場予想では、2009年〜2011年のAppleのグロスマージンは、「Mac」コンピュータと「iPod」メディアプレーヤーの需要減の予想から、ほぼフラットだろうと見積もられています。

Rech氏は、Appleの調整後1株当り利益について、2009年9月期は9.13ドル、2010年には11.16ドル、2011年には13.83ドルにまで伸びるだろうとしており、一方のEPS（1株当り利益）については、2009年は5.42ドル、2010年は7.92ドル、2011年には10.18ドルにまで伸びるだろうと予想しており、Appleの株価ターゲットを170ドルから255ドルに引き上げました。

経済不況のなかにあって、Apple株は今年に入り右肩上がりに堅調に推移し、リーマンショック前の株価水準にまで回復を見せています（最新株価は170.60ドル）。

Appleは今週9日、サンフランシスコで開催する音楽関連のプレスイベントにおいて、新しい「iPod」ファミリーや「iTunes」のアップデートなどをアナウンスする予定ですが、あるiPhoneアプリデベロッパの予想によると、新型「iPod」は大幅に価格が引き下げられ、さらに、「iPod classic」の生産は打ち切りになるかもしれないということです（via Silicon Alley Insider）。

この記事によると、大規模なライブラリを持ち運べるという特徴を持つ「iPod classic」の需要は非常に低く、また、「iPhone 3GS」や「iPod touch」などのメモリ容量がアップしたことや、他のiPod製品で「classic」のニーズがカバーできる現状もあり、生産打ち切り（またはアップデート見送り）の可能性があるとみられています。

また、「iPod shuffle」はアップデートが見送られるものの、価格が現在の79ドルから59ドルに引き下げられるだろうと予想され、iPod nanoは、噂通りにカメラが搭載されて、価格は現在の149ドルから99ドルか129ドルにまで引き下げられるだろうとしています。

「iPod」ファミリーのメインストリームになりつつある「iPod touch」は、9月15日より米国で発売開始となるMicrosoftの「Zune HD」を意識した価格設定が予想され、「Zune HD」とほぼ同じ価格設定でありながら、メモリ容量が「Zune HD」の2倍になるのではないかと予想されています。
また、機能的には、噂通りにカメラが新たに搭載され、プロセッサや内部メモリが「iPhone 3GS」同様に強化されるだろうとのことです。
「iPod touch」の価格とラインアップについては、8GBモデルが現行の229ドルから149ドルに引き下げられるほか、16GBモデルは199ドル（現299ドル）、32GBモデルは249ドル（同399ドル）、そして新たに64GBモデルが349ドルで追加されるだろうと予想されています。

さらに、同氏は「iTunes」に、「iPhone TV レンタル」のようなモバイルデバイスと互換性のあるオンデマンド・ビデオサービスが発表される可能性もあるとしています。