BBブロードキャスト次世代版、Mac対応の2Mbps高画質インターネットライブ配信が可能に

TVバンクは12日、多人数同時動画配信システム「BBブロードキャスト」の次世代版として、高画質でマルチチャンネル視聴に対応し、Mac OSをサポートする新バージョンを開発したと発表しました。
同システムは商用化に向けた実証実験を通じて、2009年度内を目処にサービス提供が開始される予定です。

発表された「BBブロードキャスト」次世代版は、ひとつのPC上でマルチチャンネルの高画質動画を同時に視聴することが可能（2Mbpsまで）となるほか、新たにIntel Macへのサポートが追加され、エコに配慮した配信サーバへのアップデートが行われます。

「BBブロードキャスト」は、TVバンクとソフトバンクグループ傘下のRoxbeam Media Network Corporationが共同で開発した多人数同時動画配信システムで、Yahoo! JAPANのプロ野球ライブ配信や、スカパー！の「スカパー！Netてれび」などに採用されています。
この動画視聴ソフトは、オーバーレイ・マルチキャストと呼ばれるP2P技術をベースとしており、各ユーザのパソコンが他のパソコンと接続し、サーバから送信されたデータを次々と相互に転送し合うことで、ネットワークへの負荷を分散しつつ特定の多人数に同時に高画質の動画コンテンツを配信することができます。

同無料ソフトが、ようやくMac環境をサポートしたことで、Macユーザの不満のひとつであったYahoo! JAPANのトラディショナルなプラットフォーム対応が少し改善されることになります。

サンリオ、サンリオウェーブ、アイティアは12日、「ハローキティ」のiPhone/iPod touch向けアプリケーション「iHello Kitty Tokyo」と「Hello Kitty Camera」、および無料版「Hello Kitty 35 th Anniversary」の3タイトルを、日本・米国を含む世界77ヵ国で同時配信すると発表しました。使用環境は「iPhone OS 2.2.1」以降を搭載するiPhone/iPod touch。
また、ハローキティアプリ紹介サイト「Hello Kitty’s App」もオープンしています。

■ iHelloKitty Tokyo

「iHelloKitty Tokyo」（App Store）は、ハローキティとのコミュニケーションとカスタマイズを楽しむアプリで、 原宿のゴスロリ、秋葉原のメイドなど東京カルチャーにちなんだ、髪型、洋服などでハローキティの着せ替えや背景ロケーションの入替えが可能。
起動動時間や遊んだ回数によりハローキティの動きや言葉が3段階に成長し、アイテムも12からスタートし最大36アイテムまで増えます。350円。 [Read More »]

6/15からFlash技術を使用した有料ストリーミングがスタート＝ゴールデンタイムの人気番組も配信

フジテレビは12日、2005年7月より提供しているブロードバンド動画配信サービス「フジテレビ On Demand」において、2009年6月15日より国内テレビ放送業界初となる「Flash動画」による有料ストリーミング配信を開始すると発表しました。

Flash動画の導入により、これまでのWindowsに加えMac環境での視聴も可能となるほか、IE以外のクロスブラウザ対応となり（要Flash Player）、動画画質の向上とユーザインターフェースの強化も可能になります。
サービス開始時には、同局地上波のゴールデンプライム帯のドラマやバラエティを中心とした13番組がFlash動画で配信予定となっていて、他の番組についても順次追加され、年内には配信中の全番組がFlashで配信される予定。
なお、現行のWMV（Windows Media Video）による配信も引き続き提供され、FlashとWMV両方の動画を追加料金無しで利用できます。

今回、ブラウザやOSといった利用環境に依存しないマルチプラットフォーム対応になった要因として、Adobeの「Flash Media Server 3」とスキルアップジャパンのPaaS型動画配信プラットフォーム「ULIZA」の採用により、強固な著作権保護対策が可能となったことが挙げられています。

また、高圧縮技術「H.264／MPEG－4 AVC」形式での配信により、現行のWMVよりも鮮明な動画画質を提供することができ、「ULIZA」のエンコード処理技術によって、2.0Mbpsの低ビットレートで高画質配信（解像度　縦1280×横720ピクセル／16：9）が可能となっています。　

9月に正式リリースされるMac OS X 10.6 Snow Leopardのスクリーンショットギャラリー

MichaelFlux.comに、WWDC 09初日の基調講演後に配布されたMac OS X 10.6 Snow Leopard（build 10A380）のスクリーンショットが多数公開されています（via AppleInsider / MacRumors）。

9月にリリースされることが決まったSnow Leopard正式版に近いこのビルド版では、いくつかの新たな発見が確認されています。
Snow Leopardは、Microsoft Exchangeや新しいアクセシビリティー機能を追加し、Mac OS X 内1,000以上のプロジェクトに対してその90%に改良が加えられています。通常価格は129ドルですが、Mac OS X Leopardのアップグレード版は29ドルで販売されます（詳細はこちら）。

■ Stacks グリッドビュー・ナビゲーション
DockからポップアップさせたStacksグリッドビュー内のナビゲーションUIが変更されています。
これまでのビルド版では、親フォルダが小さな画像アイコンとして左上に小さく表示されていましたが、エリア内左上に文字表示ボタンが表示されるようになっており、さらにエリア内をスクロールできるるように仕様が変更されています。

■ Safari コンテキストメニュー・オプション
Safariのコンテキストメニューで、Webページ内のテキストからMailへの書き出しおよびiTunesへのオーディオ出力が可能になっています。

■ AirPort メニューバー表示
AirPort（AirMac）のメニューバーで、利用可能なすべてのワイヤレスネットワークの信号強度が表示されるようになっています。

■ QuickTime X
「QuickTime X」のインターフェース。ビデオ閲覧、録画、切り取り、YouTubeやMobileMe、iTunesとの連携が強化されています。

「iPhone 3G S」の開封フォトギャラリー

「iPhone 3G S」のアンボックスフォトがEngadget中国版に掲載されています。

掲載されたのは、「iPhone 3G S」の32GBモデル（ブラック）で、ボイスコントロールやデジタルコンパスなどの表示画面が撮影されています（via MacRumors.com）。

外観上の違いはほとんどないものの（裏面の文字表示印刷方法が若干異なる）、プロセッサや内部メモリ、ストレージ容量、搭載カメラなどといった内部スペックが大幅に向上しており、音声コントロールやコンパスなどの新機能が搭載されています。

MacRumors.comでは、Appleが「緊急通話を引き延ばすための方法とシステム（Method and system for prolonging emergency calls）」というタイトルの特許を、2007年12月に米国特許商標庁へ出願していることが明らかとなり、AppleがiPhoneからの緊急電話品質を向上させる取り組みを行っていると伝えています。

この日明らかとなった特許書類では、緊急通話時間を引き延ばすために、BluetoothやWi-Fi、カメラセンサ、スクリーン輝度などの無駄な要素をシャットダウンする節電モードや、通話を終える際の確認ボタン、さらに、しゃべれない場合に自動のオーディオメッセージやGPS位置情報などを送信できるフレーズボタンなどについて言及されています。

TomTom、iPhone OS 3.0に対応するturn-by-turnカーナビアプリと車載キットを開発

GPSナビゲーションメーカーTomTom社が、WWDC 2009初日の基調講演でデモを披露した、「iPhone」向けリアルタイムナビゲーションソフト「TomTom for iPhone」の概要を公開しています。

これによると、同アプリケーションには、ルート計算技術「IQ Routes」とTele Atlasの最新デジタル地図が含まれ、「iPhone OS 3.0」に搭載される「turn-by-turn」機能に対応し、iTunes App Store経由で公開されます。
さらに、GPS機能やクリアな音声ガイダンス、ハンズフリーの音声通話や充電に対応するドックを搭載した車載キットが併せて提供される予定です。

「TomTom for iPhone」は、夏以降にリリースされる予定であり、価格や正式な発売日などの詳細は未定です。
WSJによると、同社の株価はWWDCのプレゼン後に17%も上昇したそうです。

さらに、ドイツのGPSナビメーカーNavigonも、今月中に同社のナビシステム「MobileNavigator」をiPhone向けに開発して提供すると発表するなど、iPhoneのスクリーンやOS 3.0の新機能を利用したGPSシステムが、カーナビ市場に大きな変革をもたらす可能性があります。

［Updated］
WWDC 2009の基調講演で、「TomTom for iPhone」が発表された際の動画がYouTube上に公開されました。

米アパレル大手GapとiPhoneプラットフォーム向けモバイルサービスを展開するMobclixは、Gap用正式iPhoneアプリの開発コンテストを開始しました（the next big Apple iPhone App Contest）。

同コンテストの開催期間は9月1日までで、オリジナリティや革新性、使いやすさ、顧客に与える魅力などが考慮されてジャッジされます。
カテゴリ別に賞品が用意されており、1等賞品として、Gap公式アプリへの採用のほか、シリコンバレーのベンチャー企業からの賞金や、Gapギフトカード（1,000ドル分）、Mobclixの無料広告パッケージが提供されます［via マイコミジャーナル］。

オフィシャルルールによると、応募資格は米国在住の18歳以上に限定されており、残念ながら日本からの応募はできないようです。

デベロッパにテストを要請＝AIMでPush Notificationのテスト

「iPhone OS 3.0」正式版のリリースが迫るなか、Appleは米国時間6月10日、「iPhone OS 3.0 beta」を使用している多数のデベロッパに対して、プッシュ型通知サービス（Push Notification Service）のテストに参加するようメールで依頼しました。

先月も「iPhone OS 3.0 Beta 5」で、AP通信（Associated Press）のプレリリース版を用いたテストが約1週間行われましたが、今回利用するのは、AOLのAIMインスタントメッセンジャー（デベロッパプレビュー版／有料予定）で、「iPhone 3.0 Gold Master (GM) 」環境下にて前回と同じく1週間に渡ってテストされます。

iTunes StoreからAIMをインストール後（DLには特殊コードが必要）、AOL／AIM／.mac／MobileMeアカウントでログインし、48時間以内にプッシュアラートを受信しなければ、Appleに報告して欲しいと指示されています。

Appleは、高負荷なトラフィックテストを行うことで、システムおよびサーバ動作の確認と最適化の作業を実施するようです［MacRumors／TUAW］。

iPhone 3G S のスクリーンは撥油コーティングされた指紋の付きづらい加工

MacRumorsでは、Appleが今週発表したiPhone最新モデル「iPhone 3G S」のディスプレイは、撥油コーティング加工が施されており、指紋や油分が付着しない疎油性膜で覆われていると伝えています。

「iPhone 3G S」のスクリーンサイズや解像度は、現行「iPhone 3G」と同一なものの、スペック表には「Fingerprint-resistant oleophobic coating（耐指紋 撥油コーティング）」という一行が新たに付け加えられています（右写真参照）。

初代iPhoneや「iPhone 3G」の液晶面は、指紋や油成分が付着しやすいため、定期的にウェットティッシュや湿らせた柔らかく毛羽立たない布、または専用のクリーニングクロスなどで、これらを拭き取って清掃する必要があります。

しかし、「iPhone 3G S」の場合、油分を弾く撥油加工が施されているため、手や顔などの油分を除去するのであれば、乾いた柔らかく毛羽立たない布でシンプルに拭けくだけで良いとされています（iPhone How To）。