Apple、Snow Leopard (10.6) とLeopard (10.5.7) の最新ビルド版を併せて配布
MacRumorsでは、Appleが「Mac OS X 10.6 Snow Leopard」の最新ビルド版(Build 10A354)を開発者向けにシードしており、新たな機能としてマルチタッチ版Macでの中国語手書き文字認識機能が追加されていると伝えています。
Appleはすでに、iPhoneプラットフォームにおいて、この中国語の手書き文字認識機能を実装させていますが、その技術をマルチタッチ・テクノロジ搭載のMacプラットフォームに移植するようです。
この手書き文字認識機能は、MacBookファミリーのマルチタッチトラックパッドで動作するとみられるほか、ここのところ噂が絶えない「現行Macノートより小さく、iPhone/iPod touchより大きい新型タッチスクリーン搭載ポータブルデバイス」への導入を示唆しているようにも思えます。
Appleのティム・クックCOOは、既存の安価なネットブック市場には興味が無いと述べながらも、「革新的な要素が具体的な形」になれば、新製品の開発はあり得るとの考えを表明しています。
Appleは、6月に開催する開発者向け年次カンファレンス「Apple Worldwide Developers Conference (WWDC) 」において、「Snow Leopard」のさらなる詳細の発表と新機能のデモを行う予定になっています。
また、「Snow Leopard」ビルド版とは別に、「Mac OS X 10.5.7 Leopard」の最新ビルド版(9J61)も併せてシードされています。
「Mac OS X 10.5.7」の正式版が米国時間の今週金曜日にリリースされると噂されていましたが、皮肉にもこの日公開されたのは開発者向けのビルド版ということになりました。
ただし、前回ビルド版(9J60)から数えてわずか3日後の配布という点からみて、まもなく正式版が公開されるのは間違いないようです。