GIZMODEでは、「Nike + iPod Sport Kit」について、アプリ自体は問題無く動作するものの、「iPod nano」および「iPod touch（第2世代）」にしか対応していない点（「iPhone」に非対応）や、「iPod touch」の加速度センサーやタッチスクリーンなどの特性をまったく生かしていないなどの理由を挙げて「少しがっかりした」と述べています。

どのようなWebサイトからいかなるデジタルメディアをダウンロードしても、DRM（デジタル著作権管理）方式やソフトウェア、デバイスなどの相違に関わらず、それらデジタル化された映画やTV番組を再生可能とするシステムの構築を目指す団体が設立されました。
Digital Entertainment Content Ecosystem (DECE) と名付けられたこの業界団体には、ワーナーブラザーズエンターテイメント、Best Buy、東芝、ソニー、コムキャスト、シスコ、Microsoft、NBCユニバーサルなどの21企業が参加しています。DECEでは、同団体の定めるコンテンツ形式を同システムに準拠するどのようなデバイスにおいても再生できるようにする、いわばエコシステムを築きたいとしています。

CNET Newsでは、同団体にデジタルメディア界の巨人であるAppleが参加していない点について、今や世界最大のオンライン・メディアライブラリーとなった「iTunes Store」を擁するAppleが、わざわざ競争相手と手を組むようなマネをしても何のメリットも無いと伝えています。唯一あるとすれば、消費者の利益だろうとも。
なお、DECEの取り決めに関するルールや詳細は、年明け2009年1月開催の年次イベント「2009 International CES」の場で明かされるそうです。

ITmediaでは、第4世代「iPod nano（アイポッドナノ）」のカラーバリエーションがカラフルな9色になった件について、Appleワールドワイド・プロダクトマーケティング部門の「iPod」担当者ショーン・エリス氏がインタビューのなかで、

（膨大な色数を検証した結果、今回の「iPod nano」に採用された9色は）どうあっても、やらずにいられない色だったので、それでは9色すべてを製品化してしまおう、という流れになりました

と述べたと伝えています。

新しい「iPod nano」の価格は8GBモデルが17,800円、16GBモデルは23,800円。両モデルともに、シルバー、パープル、ブルー、グリーン、オレンジ、イエロー、ピンク、(PRODUCT) RED、そしてブラックの各色計9色が用意されています。

イー・モバイルから来月の上旬に発売される予定である台湾HTC社製スマートフォン「Touch Diamond」が、一足早く米国でデビューしました。
タッチパネルで操作可能なHTC独自の新インタフェース「TouchFLO 3D」採用の2.8インチVGA TFT液晶を搭載、OSはWindows Mobile 6.1 Professional Edition、3.2メガピクセルのCMOSカメラ搭載（30万画素のサブカメラも有）、4GBフラッシュメモリ、GPS内蔵、Bluetooth 2.0＋EDR通信機能内蔵、プリセットされるブラウザはInternet ExplorerとOpera Mobile 9.5。厚さ11.9mm、重量98g、日本での予想実売価格は未定。
重力センサーにより本体の方向に合わせてコンテンツの表示方向を自動的に調整できるほか、日本語入力では手書き入力や絵文字にも対応。Excel/Wordのエディット、PDFやPPデータの閲覧も可能で、YouTubeの再生、WMA、MP3、AAC音楽ファイルの再生も可能。
上位モデルの「Touch Pro」は、米Sprintから10月19日発売予定。

ZDNet Japanでは、Appleから9月12日にリリースされた「iPhone 2.1ソフトウェアアップデート」について、少なくとも8件の脆弱性へ対処するパッチが含まれており、このなかには、攻撃者がユーザに悪質なWebサイトを閲覧させるなどして任意のコードを実行させる危険性へのパッチも含まれていると伝えています。
ほかには、パスコードロック機能やmDNSResponder、アプリケーションサンドボックスなどの脆弱性も修正されています（AppleのWebサイト参照）。

リモートコントローラとマイクを搭載したこのインイヤー式ヘッドフォン
Apple純正のインイヤータイプのヘッドフォン「Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic」のレビュービデオ。

同ヘッドフォンは、両側のイヤーピースに、低音と中音を処理する低音域ドライバと高周波音を処理する高音域ドライバという異なる2つの高性能ドライバが内蔵されているのが特徴で、「2～3万円クラスの高級・高性能ヘッドホンと同等の高音質を実現した（Apple談）」という自信作。
右側のイヤーピースにつながるケーブル部分には、マイクと3つのボタンがついたコントロールカプセルがあり、このリモートコントローラで、ボリューム調節、音楽とビデオの再生操作（再生／一時停止／早送り／巻戻し）、ボイスメモの録音が可能。
リモートコントローラとマイクは、「iPod nano（第4世代）」、「iPod classic（120GB）」、「iPod touch（第2世代）」のみ対応。オーディオ機能はすべての「iPodモデル」に対応しています。携帯用ケースとシリコン製イヤーチップ（S、M、L各1セット）、交換用メッシュキャップ2個が付属。10月発売予定。

「iPhone / iPod touch」向けネイティブアプリケーションは、Appleが運営するApp Store経由で提供されていますが、MacRumorsでは、Appleが同ストアで、アプリケーションの販売を許可したり拒絶したり（または時として通知無しで削除したり）する基準がかなり曖昧であり、一部開発者たちの間で疑問や不満の声が上がってきていると伝えています。
ちなみにAppleは、App Storeで販売されたソフトウェアについて、その売り上げの30％を得ています。

GIZMODEでは、「iPhone」をPC向けデータ通信サービスを使うように、ラップトップコンピュータなどのワイヤレスモデムとして機能させることができるアプリ「iPhoneModem」がCydiaで公開されたと伝えています。
ModMyiPhoneのフォーラムによれば、「MacBook」および「MacBook Pro」で動作が確認されているとのこと（要Jailbreak済みiPhone・シェアウェア 9.99ドル）。App Storeでも発売された「NetShare」より設定は簡単なようです。
ただし、ご注意いただきたいのは、同アプリの使用は米AT&Tや日SoftBankとの契約制限の対象となると思われることから、現状で堂々と使える国や地域はある程度限られそうです。

MacRumorsでは、サードパーティ製のヘッドセットマイクを使って、第2世代「iPod touch」への音声の入力が可能であると伝えています。
同サイトのフォーラムによれば、SPECTRUMと呼ばれるアプリを入れる必要があるようです（実証ビデオ）。
これにより、Wi-Fi経由で「iPod touch」からVoIP電話が掛けられるという可能性も広がりそうです。

MacDailyNewsでは、eWeek’s Microsoft Watchによると、Gartnerが算出した今年度の第1四半期および第2四半期の世界スマートフォンOS出荷台数調査を精査したところ、第3四半期の「iPhone」出荷台数を低く見積もってみても、ほぼ確実にAppleの「iPhone OS」が、Microsoftの「Windows Mobile」を超えるだろうと伝えています。
これによると、2008年上半期（Q1+Q2）に「Windows Mobile」は、およそ760万台出荷されており、これはスマートフォン世界市場において12%のシェアにあたります。しかし、Windows Mobileプラットフォームの魅力的なスマートフォンが近日いくつか発売されようとするなかで、Q3（第3四半期）はあまり期待できず、同OSの出荷台数は300万台程度に減少すると見られており、結論をいえば、440万台から600万台の出荷台数が見込まれている「iPhone OS」によって世界シェアで簡単に追い抜かされそうだということです。
昨年、Microsoft CEOのSteve Ballmer氏は、「iPhone」が世界市場の中で大きなシェアを獲得するチャンスは全く無いとインタビューのなかで答えていましたが、わずかその1年後にあっさりと逆転を許してしまい、同氏にとっても同社にとっても心理的に大きな痛手といえそうです。
今後、GoogleのAndroidも参入してくる超競争市場のなかで、モバイルコンピューティングでのシェアを大きく損なうようなことになれば、Microsoftにとっては一大事になりそうです。