米Googleは、カリフォルニア州マウンテンビュー本社でIT分野のリーダー160名を招き先週開催した、データセンターの効率化と環境問題を議題とする「Google Efficient Data Center Summit」のカンファレンスの模様と同社データセンター施設のビデオツアーをYouTube上に公開しました。
また、同日のカンファレンスで使用されたスライドも公開されています。
Googleはこの日、独自にカスタマイズしたサーバの詳細や最大限に効率化が図られたデータセンター施設の設計および内部の様子を初めて公開しました。
1つのコンテナには、最大1,160台のサーバが収納可能であり、最大250キロワットまでの消費電力に対応できるとされ、各サーバ本体に12Vのバッテリを内蔵することにより、大規模なUPS(無停電電源装置)構築よりも効率的なバックアップソリューションを得ることができるとしています。
Googleはこのサーバ設計・構築作業を「マンハッタン計画」と名付けて、2005年から取り組んでおり、効率化を推し進めることで、施設全体のエネルギー効率を最大85%向上させることができたと述べられています。
同社は、このような取り組みは環境に良いだけではなく、支出を防ぐことにもつながると指摘しています。
Google コンテナ型データセンター・ビデオツアー
Googleデータセンター・水冷施設のビデオツアー
同サミットのプレゼンテーションの模様は、YouTubeに3点公開されており、それぞれPart 1、Part 2、Part 3で視聴可能です。
同日のカンファレンスで使用されたスライド資料は、Efficient Data Center Summitのページに8点公開されています。
Standards from The Green Grid – John Tuccillo氏によるプレゼン資料
@bamboo_inside gooeleとかが、コンテナを使ったデータセンタを持ってましたね。 http://t.co/FlbhHHCv