9.7インチ大型スクリーン搭載の「Kindle DX」も国際版を発売へ
米インターネット小売大手Amazonは、同社電子書籍リーダー「Kindle」(第2世代)の国際版を10月19日より出荷すると発表しましたが、2010年には、米国で発売中のより大画面のスクリーンを搭載した「Kindle DX」についても国際版を発売する方針を明らかにしました。
「Kindle DX」の特徴は、なんといってもスクリーンサイズが大きいことであり、通常版「Kindle」の6インチ(600×800ピクセル)と比べて、面積比で2.5倍となる9.7インチ(1,200 x 824ピクセル)へと拡大しています。
また、オンボードメモリも2GBから4GB容量へと強化されたことで、保存できる書籍数が1,500冊から3,500冊分へと大幅に増強されています。
「Kindle DX」は、その大型画面を生かして、チャートやグラフ、写真などを多用する教科書や専門書籍に最適であり、さらに、スペースに余裕が生まれるため、新聞や雑誌などを表示する際に広告も無理無くレイアウト可能になります。
また、加速度センサーが新たに搭載されたことで、縦向きのポートレートと横向きのランドスケープモードを自動変換可能で、地図やグラフ、ウェブページなど、状況に応じて縦横表示が可能となります。
そのほかの特徴として、PDFネイティブサポート、「text-to-speech」(テキスト読み上げ)、3Gモデム内蔵などが挙げられ、サイズは10.4 x 7.2 x 0.38インチ(約264 x 183 x 9.7mm)、重量は約536gとなっています。
日本を含む世界100カ国以上で利用可能となるインターナショナル版「Kindle U.S. & International Wireless」の価格は279ドル(米国版は259ドル)と既にアナウンスされています。
一方の、「Kindle DX」の現在の米国での価格は489ドルですが、おそらく100ドル程度は値下げされて発売されると予想されます。
なお、「Kindle」購入にあたっては、Amazon.co.jpのアカウントは使用できず、米Amazon.comにて登録し直す必要があります。
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