「iPod」新製品投入で9月のApple逆転は確実=携帯オーディオメーカー別販売台数シェア
産経新聞によると、8月の携帯型音楽プレーヤーの国内販売台数で、ソニー「ウォークマン」がApple「iPod」を抜く見通しであることが、市場調査会社BCNの調べで分かったという。
昨年も8月末に、記録が残る2002年7月以来初めて、「ウォークマン」が「iPod」超えを2週連続で果たしていたが、ソニーが月間売上げで首位に立ったことはまだない。
ちなみに、「iPod」と「ウォークマン」の2製品だけで携帯型音楽プレーヤーの国内シェア90%を占めている。
「iPod」の売上げは世界的にみても横ばいかやや下降気味であり、売上げ好調な「iPhone」に「iPod」の機能が組み込まれているのが大きいようだ。伸び悩む「iPod」ファミリーのなかで好調なのが「iPod touch」で、刷新直前のこの時期でさえ、2モデルが1位と3位にランクインしているのは驚きだ(BCNランキング)。
いずれにせよ、「iPhone」と「iPad」という強力な多機能端末が、Apple製品のなかで大きなウェイトを占める現状において、Appleが「iPod」に組み込む決め手の要素を探すのは難しい。
Appleは9月1日(米国時間)に「iPod Family」を刷新する予定であり、同日には「Apple TV」をアップデートして新サービスに対応する「iTV」や、新機能を追加した「iTunes」をはじめ、「iLife ’11」なども併せて発表されると噂されている。