FOMA網でSIMフリーiPhone 4=インターネットテザリングもサポート
データ通信サービスベンチャーの日本通信は23日、SIMロックフリー版「iPhone 4」向けに、NTTドコモ回線が利用できるmicroSIMカード「talking b-microSIM」を発表した。
周波数としてドコモ800MHz帯と2GHzのFOMAネットワーク(人口カバー率100%)をサポートし、データ通信としてUSB/Bluetoothポート接続によるテザリング機能(モバイルデータ通信接続)にも対応する(最大速度は300kbps+)。
月額基本利用料は、テザリングも利用できるプラチナサービスが6,260円(定額使い放題データ通信5,280円+1,050円分の通話料を含む通話基本料980円)。初期手数料は3,150円(金額は税込)。
同社では、「NTTドコモのスマートフォン用定額プランで、インターネットも、テザリングも使い放題で利用すると、データ通信だけでも10,710円となり、プラチナサービスはドコモのプランと比べて半額程度だ」とメリットを強調している。
また、3Gデータ通信用のmicroSIMカード「b-microSIM U300」も併せて発表された。料金は、1ヶ月(2,980円)、6ヶ月パッケージ(14,900円)、1年パッケージ(29,800円)の3種類がラインアップされている。
なお、ノートPCなどからのインターネット・テザリング機能は「iPhone OS 3.0」から搭載されているが、日本の独占的販売キャリアであるソフトバンクモバイルは、データトラフィック増を盾にサービス提供を拒んでいる状況だ。
日本通信は、NTTドコモなどの他社ワイヤレス通信回線を借りて独自サービスを行うMVNO(Mobile Virtual Network Operator=仮想移動体通信事業者)。
同社は、8月6日よりウェブサイト上において、iPhone4用microSIMカードの優先リザーブメール受付サイトを開設しており、登録者に8月26日より順次案内を開始する予定だ。