オンライン金融ニュースサイトTheStreet.comは3月9日（米国時間）、8日に株価が過去最高値となる220.09ドルをつけたAppleについて、近いうちに株価が暴落するだろうとの見通しを立てた記事を掲載した。

これによると、Macに比べてPCの安い価格帯とWindows 7によるPCへの好影響、今夏リリース予定の次期「iPhone」および、間もなく発売される「iPad」への期待薄などから判断して、Apple株式の売り時を逃すとひどい目に遭うと主張している。

記事では、「Apple税を払ってまでPCより2倍も高価なコンピュータを買う必要は無い」、「誰が寒い中、iPadを買い求めて列を作る？」、「iPadより安くて通信料金の発生しないKindleで充分」、「iPadなんてネットブックより非力な、ただバカでかいだけのiPod touch」、「iPhoneなんて古いガジェットに未来は無い」などと言いたい放題だ。また、Verizon版iPhoneの登場もまだ先になるという。

AppleとS.ジョブズ氏に対して辛辣すぎる同記事には、記者への批判的なコメントが相次いでいる。

オンラインゲーム配信のValveは3月8日（米国時間）、「Steam」と同ゲームエンジン「Source」を今年4月よりMacプラットフォームにも対応させると発表した。

Valveによると、「Left 4 Dead 2」「Team Fortress 2」「Counter-Strike」「Portal」「Half-Life」などの人気シリーズをMacにネイティブ対応させるほか、今後、「Portal 2」などの新作は、従来のXbox 360およびPC版に加えMac版が加わることになるという。
Mac版「Steam」では、新機能「Steam Play」により、MacとWindowsのクロスプラットフォーム対応となる。

同社によれば、今後の新作では、PC版とMac版は同時進行で開発が進められ、両プラットフォームにはまったく違いが生じないとのことだ。
また、サードパーティ・デベロッパ向けには、「Source」と「Steamworks」のMac対応へのサポートが直ちに提供される。

Appleは3月7日（米国時間）、来月発売開始となる「iPad」初のTVコマーシャルを、第82回アカデミー賞授賞式のスポットCM（30秒）として提供した。

会場となったロサンゼルスのコダックシアターでは、Appleのスティーブ・ジョブズCEOの姿も確認された。

同氏は、1985年にApple退社後、ピクサー・アニメーション・スタジオを設立したことで知られる。1996年にApple復帰後の彼の活躍はご存知の通りだ。
ちなみに、同日、ピクサー作品「カールじいさんの空飛ぶ家（Up）」が長編アニメ賞を獲得した。

なお、この「iPad」のテレビコマーシャルは、米アカデミー賞の番組放送途中に2度放映された。CMで使用されている楽曲は、The Blue Vanの「There Goes My Love」である。

その後、この動画（「Meet iPad」）は、AppleのYouTubeオフィシャルページにもアップされている。

Meet Apple’s magical and revolutionary new iPad — the best way to experience the web, email, photos, books, video, and more. Go to apple.com/ipad to learn more.

Valve SoftwareのSteamのMac対応が噂されるなか、「Portal」の続編「Portal 2」が、これまでのXbox 360およびPC版に加えて、Macにも対応することが分かった（MacRumors）。

Gameinformerには数多くの画像が掲載されており、Macバージョンの存在が明らかにされている。

「Core i7」搭載のMBPまもなく？

米家電小売大手Best Buyの2.53Ghz 15″ MacBook Proのページに新Coreプロセッサ「Core i7」のロゴが堂々と貼付けられている（via TUAW）。

Nehalemに基づく32nmプロセス製造の「Core i7」プロセッサは、グラフィックスチップをプロセッサパッケージに統合した同社初のプロセッサで、負荷に合わせてプロセッサ処理速度を高める電力効率技術Turbo Boost Technologyや、高度なマルチタスク処理機能Hyper Threadingテクノロジが搭載されているのが特徴。
第2世代High-k／メタルゲート・トランジスター技術を採用した最新プロセステクノロジにより、消費電力を低減しつつコンピュータ速度の向上をサポートする。

4つの各コアで2つのスレッドを同時実行可能となることで、アプリケーションのマルチタスク処理、ビデオエンコーディングや物理演算処理の高速化、高品質動画の再生、バッテリ駆動時間の向上（HUGI低電力機能）、2チャネルDDR3 1333 MHzメモリ、冷却性能のアップなどを実現。
ライバル各社がすでに「Core i」シリーズ搭載のノートPCを発売するなか、いずれにせよまもなくMacノートにも最新プロセッサが搭載されることは間違い無い。

4月後半の発売に向け高まる議論＝キャリアによる争奪戦

「iPad」（Wi-Fiモデル）の米国での発売日が4月3日に決まり、さらに、同月後半には、3G対応機種を含む全モデルが日本でも発売されることが正式に決定したことで、残る焦点は、日本での価格（本体&データプラン料金）と、一体どのキャリアから提供されることになるのかという2点のみだ。

NTTドコモの山田隆持社長は今年1月、「iPad」を同社の3G携帯電話回線に接続できるようにすることへの意欲を示しており、さらには、SIMカード単体での販売を検討しているとも報じられた。
ドコモは、「iPad」を足がかりに、6〜7月に発売されるであろう次期「iPhone」の販売キャリアの座をも奪いたいという意欲を隠そうとはしていない。

Appleスティーブ・ジョブズCEOとソフトバンク孫正義社長とのホットラインは、非常に強固なものであるとみられているが、ジョブズ氏肝いりの新製品だけに、日本最大の通信キャリアを無視し続けるわけにはいきそうにもないだろう。

ある調査によれば、単一キャリアによる排他的販売手法は、携帯端末の販売台数を半数以下にしていしまうとされており、Appleは実際、いくつかの国ですでに、「iPhone」の独占販売からマルチキャリア販売へと舵を切っている。

「iPad」もこのトレンドに乗るとすれば、どちらか一方からの独占提供ではなく、ドコモおよびソフトバンクモバイル2社の通信網に対応させることが濃厚だといえる。

TEPCOのアニメーション広告

iPhone/iPod touch向けアプリ「産経新聞」の今日（2010-3-6）付けの紙面に、東京電力の動く広告が登場している。

「産経新聞」は、産経新聞紙面が丸ごと読める定番のiPhone/iPod touch向けアプリ。
これまでも「産経新聞」では、ホンダのハイブリッドカー「インサイト」やソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントの「2012」など、同様の視覚的に動くデジタル広告を配信したことがある。
また最近では、外部リンクを埋め込んだ「iPhone/iPod touch」版専用の全面広告を展開することも多い。

今回配信された東京電力のデジタル広告では、紙面上でのアニメーション演出の後に、ウェブサイトへの誘導（アプリ内ブラウザが起動）、およびTV CMの閲覧ボタンが表示される。

東京エリア以外では確認していないが、GPS機能を使って、エリアごとに地方版（例えば関西電力）の広告を配信することも可能。

iPhoneがAdobe Flashに対応していない現状において、新聞という古いメディアが最新の広告メディアに感じられた一瞬だ。

【Updated】
SankeiBizによれば、この次世代型動画広告は、3月6日午前5時から13日午前5時までの期間限定で配信されるという。
東京電力広報部は、

従来の広告ではアプローチできていない顧客層へ訴求したい。このようなツールを利用することでブランドイメージの向上にもつながる

としている。

米有名ブロガーであるDaring FireballのJohn Gruber氏によると、Appleの新タブレットデバイス「iPad」（Wi-Fiモデル）の発売が遅れた原因は、ハードウェアに起因するものではなく、ソフトウェアの不具合によるものだという。

同氏の情報源によれば、「iPad」に搭載するソフトウェアの完成が当初の想定よりも1〜2週間遅れたことが、出荷日を遅らせる要因になったとのことだ。

Appleのスティーブ・ジョブズCEOは今年1月27日、同製品発表会のステージ上において、60日以内に「iPad」を発売すると明言していた。 [Read More »]

Appleは5日、タブレット型新端末「iPad」（Wi-Fiモデル）を4月3日より米国で発売すると発表した。米国での予約受け付けは3月12日からで、同端末のWi-Fi + 3Gモデルは4月後半の発売となる。

なお、日本を含む９カ国では、両モデルともに４月後半に発売される予定だが、米国以外での販売価格はまだアナウンスされていない。 [Read More »]

WSJによると、Appleのタブレット型新デバイス「iPad」の発売が延期される可能性があるという。

投資銀行Think Equityのアナリストによると、発売予定の3月下旬に供給できるボリュームは限定的であり、当初の出荷予定数には到底達しないようだと指摘されている。

Appleからのコメントは得られていないが、製造上のボトルネックや主要コンポーネントの不足が原因だとも一部で指摘されている。

Appleは今年1月、「iPad」Wi-Fiモデルを3月下旬に全世界で、「iPad」Wi-Fi+3Gモデルを4月に米国と一部の国で発売するとアナウンスしていた。
なお、日本での価格は今なお発表されていない。