定額・見放題の映像配信サービスを検討中
The Wall Street Journalは31日(米国時間)付けで、米Amazon.comが定額制の動画配信サービス立ち上げを検討していると報じた。
Amazonはすでにここ数ヶ月間、会員制有料サービス開始に向けて主要メディア企業と交渉を行ってきたという。名前が挙がっているのは、General Electric Co.傘下のNBC Universal、Time Warner Inc.、News Corp.、Viacom Inc.などの大手数社だ。
このインターネットを使った映像配信サービスは、パソコンのWebブラウザ以外にもネット接続テレビ、BDプレーヤー、家庭用ゲーム機(Xbox 360)などでも視聴できるという。
もし、サービスが開始されれば、ストリーミング配信で先行するNetflixやYouTube、Huluなどと競合することとなる。また、Appleは9月1日(米国時間)に開催するイベントで、「iTunes」経由でのテレビ番組レンタルサービスや、新製品「iTV」(Apple TV)でのNetflixの有料ストリーミング動画配信を開始するようだと予想されている。
なお、Amazonはすでに、ダウンロードでの動画配信およびレンタル事業は行っている。
一部情報では、年会費79ドルで加入できる既存のAmazon Primeユーザ向けに、見放題の視聴サービスを提供するというプランも出ている。
Amazonは、ホリデーシーズンに向けてサービスを開始したい考えだが、一部企業との交渉は難航しているともみられている。