Intelは3月7日、Xeon 5600番台後継となるSandy Bridge-E(開発コードネーム)ベースのサーバー/ワークステーション向けマイクロプロセサ「Xeon E5」ファミリーを発表した。コア数は最大8個となり、最大768GBのシステムメモリーをサポートし、性能は最大80%向上するとされる。
「Xeon E5」は、「Intel Integrated I/O」と「PCI Express 3.0」をサポートすることで、I/Oレイテンシーを30%削減し、プロセッサへのデータ転送能力が最大3倍になったことで、『大量データ処理が必要なアプリケーション分野で過去最速の処理能力を実現する』という。
また、新たに「AVX」(アドバンスド・ベクトル・エクステンション)をサポートすることにより、演算処理能力を必要とするアプリケーションの性能が最大で2倍向上する。
そのほかにも、「Turbo Boost Technology 2.0」や「Intel Hyper-Threading Technology」、「Intel Virtualization Technology」などにより、『インフラストラクチャーの性能を飛躍的に向上させる柔軟な機能をIT基盤に提供する』としている。
Dellは同日、「Xeon E5」搭載サーバ「PowerEdge」を発表し、富士通も新2WAYサーバ「PRIMERGY」の発売を開始した。