ソニーは2月16日、ソニー・エリクソンの100%子会社化が完了したと発表。現地時間2月15日にスウェーデンのエリクソン社が保有する株式50%の取得が完了した。新しい会社名は「ソニーモバイルコミュニケーションズ AB」(Sony Mobile Communications AB)となる。
ソニーは声明のなかで、「携帯電話事業をエレクトロニクス事業に完全に取り込むことで、スマートフォンとタブレット、テレビ、PCなどの幅広いネットワーク対応コンスーマー製品群の融合をさらに加速する」としており、事業融合を加速させる方針を改めて示した。
同社は4月1日付でCEOも交代する。ハワード・ストリンガー氏にかわって“Kaz”こと平井一夫副社長が社長兼CEOに昇格する。主力の液晶テレビ事業が8期連続で赤字見通しのなか、ソニーの持つ多様なハードウェアとコンテンツの融合がうまく行けば、V字回復も期待できるだろう。