KDDI（au）は1月16日、指定の固定通信サービスと契約することでauスマートフォンを1,480円割引する「auスマートバリュー」を3月1日より始めると発表した。予約受付は2月14日に開始する。

光回線や提携CATVの固定通信サービスの契約者本人およびその家族が対象となり、1,480円の割引期間は最大2年で、合計割引額は最大毎月5,920円（2年間で142,080円）。なお、3年目以降も永年で980円割引く。

また、「auスマートバリュー」対象グループに、モバイルWi-Fiルーター最大1台を特別価格で提供する「auスマートバリュー (ルーター割引)」の提供も同時に開始。モバイルWi-Fiルーターを10MBまで月額390円、10MB超でも同4,410円で利用できる。

KDDIは同日、スマートフォンのアプリケーションを好きなだけ取得でき、10GB分のストレージやセキュリティサービスが含まれる「auスマートパス」（3月1日より、月額390円）や、国内初となるモバイルNFCサービス（1月下旬より順次展開）なども発表した。

また、「GALAXY SII WiMAX ISW11SC」をはじめとするスマートフォンのグローバルモデル4機種およびスマホ版INFOBAR「INFOBAR C01」を発表。

さらに、1月16日よりスローガン「あたらしい自由。」の展開にあわせて、「au」のブランドマークを筆記体デザインへ変更した。

AMDはCES 2012において、Intel「Thunderbolt」対抗となる次世代I/Oインターフェイス「Lightning Bolt」のシークレット・デモを行った。

「Lightning Bolt」は、1つのポート（Mini DisplayPortコネクタ）でデータ（USB 3.0）、電力、映像出力（DisplayPort）に対応するI/Oインターフェイスで、速度面ではUSB 3.0のフルピート転送はできないものの、Thunderboltよりも安価にノートブック向けドッキングステーション構築を導入できるメリットがある。

ノート向けAMD Aシリーズの次世代「Trinity」投入時期には間に合わないようだが、AMDはLightning Boltの2012年内出荷を目指すとしている。

[AnandTech]

CES 2012におけるIntelポール・オッテリーニCEOによる基調講演のハイライトビデオ。

スマートフォンやUltrabook向けプロセッサやコンセプト製品に関するプレゼンテーションが行われた。

スマホ向けチップMedfieldは、Motorola Mobilityとの長期契約やLenovo端末への供給などがアナウンスされ、圧倒的シェアを誇るARMに宣戦布告。LenovoはスマホだけでなくMedfield搭載のタブレット端末も投入する計画だ。

PC市場がマイナス成長となるなか、今後数年は成長が確実なスマートフォンおよびタブレット市場でIntelはどこまで存在感を示すことができるのだろうか。

ビデオリサーチインタラクティブ（VRI）は1月13日、2011年5月から同年11月までのスマートフォン向け広告出稿状況を取りまとめた。

調査はVRI独自のスマホ向けデータベースサービス「SmartPhone Ads Report」によるもので、2011年11月のスマホ向け広告主数は同年5月の1.5倍に増加しており、毎月の出稿広告主の3割前後が新規広告主だったという。

また、2011年11月にスマホ広告を出稿した246社について、PC（バナー広告）とフィーチャーフォン（ピクチャー広告）での広告出稿状況をみると、スマホ以外にも出稿している広告主数は172社で、そのシェアは5月から9ポイント増の69.9%となった。
あくまで短期的な調査ではあるが、スマホの普及に伴って広告出稿の裾野は確実に拡大しており、さらにスマホ以外のプラットフォームにも相乗効果が期待出来る結果となった。

[ビデオリサーチインタラクティブ]

Adobeは1月11日（現地時間）、同社クリエイティブソフトウェア「Creative Suite3/4」ユーザにも次期「CS6」をアップグレート価格で提供すると発表した。

Adobeは昨年11月、Adobe Creative SuiteやPhotoshopなどCS関連製品のアップグレードポリシーを変更して、CS6リリース時にはアップグレード対象を現行の3バージョンから直近1バージョンまでに短縮すると発表していた。つまり、CS6へのアップグレード対象製品はCS5.5/CS5となる。

しかし、Photoshopプロフェッショナル協会（NAPP）会長のスコット・ケルビー氏などから批判する声が挙がり、見直しを求める意見が多数寄せられていた。

Adobeはサブスクリプション式の新サービス「Adobe Creative Cloud」を2012年に提供開始する予定であり、従来のパッケージ/ライセンス版か、またはサブスクリプションのクラウド版のどちらを選択するのか、ユーザに猶予期間を2012年末まで与えるとしている（Special upgrade offer）。

AdobeはCSファミリーのメジャーアップデート間隔をこれまでの18カ月から24カ月に変更して、その期間内に中間リリースを公開するシステムを導入しており、昨年5月にAdobe CS5.5をリリースしている。CS5.5が現在の最新版であり、次期CS6は2012年5月頃の発売が予想されている。

2011年12月の携帯純増数で42万9900件のNTTドコモが21ヶ月ぶりに首位となった。ソニー・コンピュータエンタテインメントが昨年12月17日に投入したPSP後継「PlayStation Vita」（3G版）による契約が半数近くを占めたほか、次世代高速通信LTE「Xi」対応のスマホやプリペイド契約が人気を集めた。PS Vitaは発売後2日間の販売台数が推定32万1千台余だった。

20ヶ月連続首位だったソフトバンクモバイル（37万7300件）は2位に転落し、KDDI（29万4300件）は3位だった。ともに「iPhone 4S」の売上は好調であり、PS Vita抜きで計算すれば、ドコモを上回る計算となる。

2011年通年の純増数ではソフトバンクモバイル（343万5400件）が4年連続でトップを堅持。2位はドコモ（241万4400件）、3位はKDDI（177万500件）だった。

[電気通信事業者協会（TCA）]

ソニーは1月10日、「Google TV」プラットフォームを採用した、ネットワークメディアプレーヤー「NSZ-GS7」とブルーレイディスクプレーヤー「NSZ-GP9」の2モデルを発表した。テレビにHDMI接続するだけで、ケーブルTVや衛星放送番組などのほか、インターネット・コンテンツやAndroidアプリを利用できる。2012年初夏より北米・欧州市場に投入する計画だ。

リモコンにはタッチパッドやバックライト付きキーボード、音声認識用マイク（NSZ-GP9のみ）、ゲームアプリに対応する3軸モーションセンサーが搭載されており、直観的な操作が可能である。
また、2012年に発売するブラビア上位機種との連携やAndroid搭載端末およびiPhone/iPadなどのモバイル機器との連携が強化されている。 [Read More »]

東芝は2012年1月8日（現地時間）、10日に米ラスベガスで開幕する世界最大級の家電見本市「CES 2012」のキックオフ前に、7.7インチ有機ELディスプレイ搭載タブレット端末の試作機を公開した。

ディスプレイに有機ELを採用したのが特徴で、重量は350g以下、厚み8mm以下を目指すとしている。OSにはAndroidが採用され、インターフェースとしてカメラやスピーカー、microSDカードスロット、ミニUSBなどを搭載する。投入時期は今年中頃が予定されており、価格は未定ながら499ドル程度が見込まれている。

有機ELパネルのサプライヤは未定とされたが、中小型有機ELパネルをほぼ独占する韓国Samsung Mobile Displayが有力視される。

東芝は同日、13.3インチおよび5.1インチ液晶搭載モデルも公開。13インチモデルはTVチューナーを搭載予定で、重量は1kg以下、厚み10mm以下を目指す。また、日本で昨年12月より発売中の10.1インチ世界最薄・最軽量タブレット「REGZA Tablet AT700」を米国市場で「Excite x10」として投入する。さらに、今年後半にはWindows 8ベースのタブレットを開発する戦略も明らかにした。

パーソナルコンピュータの世界市場シェアで中国や台湾勢などに押されつつあるDellだが、公共・大規模企業担当トップのポール・ベル氏退任に伴い、中小規模企業向けビジネスグループトップのスティーブ・フェリス氏が今年2月4日よりセールス部門全体を取り仕切ることとなった。

Dellによると、ベル氏は3月末に退社する予定であり、セールス・マーケティング部門をシンプルにすることで、個人向けおよび法人向け製品をユーザのニーズに合うよう開発・設計する目的があるとされる。
フェリス氏は以前、日本・アジア太平洋のトップを務めた実績もあり、米国外のグローバル市場の売上増も期待されているようだ。

Dellのマイケル・デル会長は今回の事業再編について、「決断スピードやレスポンスが改善され、顧客ニーズに応えることができる」と述べ、さらにフェリス氏については、「私と情熱を共有できる信頼できる仲間であり、彼のリーダーシップに期待する」とコメントを出している。

日本経済新聞によると、ソニーは今年4月にも「Kaz」こと平井一夫副社長が社長に昇格する人事を固めた。ハワード・ストリンガー会長兼社長は会長にとどまり、引き続きCEO（最高経営責任者）を兼務する見通しだという。

平井氏はCBSやSCEなど音楽やゲーム部門で頭角を現し、次期社長候補の最有力候補に名乗りをあげていたが、昨年4月に発生したPlayStation Networkなどの個人情報漏洩問題の責任を問う声もあって、同氏の社長昇格は不透明だった。

ソニーは12年3月期決算で4期連続の赤字が見込まれているが、ゲーム事業を5年ぶりの黒字に導くなどストリンガー氏の信頼も厚い平井氏をトップに据えて、収益構造の抜本改革に取り組む。