日本エイサーが、CPUに最新のIntel Core i7-920を搭載したゲーマー向けデスクトップPC「Aspire M7720」を含む、acerブランド「Aspire」全7シリーズ10機種の新製品およびスペックチェンジ版を2009年3月6日より全国量販店にて順次発売開始すると発表しています。価格はすべてオープンプライス。

新シリーズとなる「Aspire M7720」は、CPUにIntel Core i7-920 (2.66GHz) を搭載し、チップセットはIntel X58 Express、グラフィックボードはATI Radeon HD 4870 (1GB) 、メモリは6GB (2GB×3、最大16GB)、HDDは640GBというハイスペックで、さらに光学式ドライブにBlu-rayを採用しており、最新の3DゲームやHD映像をスムーズなビジュアルで楽しむことができます。OSは64ビット版Windows Vista Home Premiumを搭載し、本体フロント部分に装備されたメディア・コントロール・センターで、再生や早送り、ミュート設定などのメディア操作をワンタッチで行なえる仕様となっています。店頭予想価格は160,000円前後の見込み。

スペックチェンジ版となる「Aspire G7710-A31」は、「Aspire G7700-A11」の後継機で、CPUはIntel Core i7-940 (2.93GHz) 、チップセットはIntel X58 Express、グラフィックにはNVIDIA GT-150 (1GB) を2枚搭載した、Aspire Predatorの異名を持つ捕食者をイメージしたデザイン性をも重視したデスクトップPC。その他仕様として、メモリ6GB (2GB×3)、HDDは2TB、Blu-rayディスクドライブ搭載、OSは64ビット版Windows Vista Home Premium採用などとなっています。店頭予想価格は280,000円前後の見込み。

「Aspire M5621-A21/A-22」の後継機となる「Aspire M5711-A27/A28」では、CPUには Intel Core 2 Quad Q8300 (2.5GHz) [A27] / Intel Core 2 Duo E8500 (3.16GHz) [A28] 、グラフィックスに NVIDIA GeForce GT-120 (1GB) [A27] / NVIDIA GeForce GT-130 (1.5GB) [A28] を搭載し、640GBのHDD、Blu-rayディスクドライブなどを備えるスペックになっており、店頭予想価格は、90,000円前後 [A27] / 110,000円前後 [A28] となっています。

このほか、AMD Phenom X4 9650 (2.2GHz) を搭載し、19型ワイド光沢液晶が付属する「Aspire X3200」シリーズは120,000円前後、AMD Athlon X2 5000+ (2.6GHz) やAMD Athlon 64 X2 7750 (2.7GHz) を搭載して、ATI Radeon HD 3200を採用した「Aspire M5201-A32/A33」はそれぞれ50,000円前後/60,000円前後で発売されます。
その他、「Aspire L5100-A24/A25」や「Aspire L3600-A17」の後継機「Aspire L3600 シリーズ (L3600-A26F)」などが同時発売されます。

Dell Q4決算 – 予想を大幅に下回る売上を計上、さらなる経費削減やリストラ策も

世界第2位のPCメーカー米Dell (デル) が、2009年第4四半期（2008年11～09年1月）および2009年通期（2008年2月～09年1月）の決算を発表しています。

これによると、第4四半期の売上高は前年同期比16%減の134億ドル、純利益は同48%減の3億5,100万ドル、1株当たり利益は同42%減の18セントとなっています。
売上高については、市場アナリスト予想142億ドルを大幅に下回る結果となりましたが、営業経費を前年同期比で16％削減したことなどから、利益は予想とほぼ一致する減少幅に留まっています。

世界的な景気後退によりIT支出低迷の影響を受け、さらにコンシューマの志向が低価格モデルへとシフトするなか、同社が進めている大幅なコスト削減計画にも関わらず、Q4は大幅な減収減益に陥ったことになります。
Dellは昨年3月に、2011年1月期末までに30億ドルのコストを削減すると発表していましたが、この日、低迷する決算発表の場において、削減幅を30億ドルから40億ドルにまで引き上げることを表明しました。

Dellの株価が、過去半年で約3分の1にまで下落するなか、マイケル・デルCEOは、景気の見通しが改善するまで「IT」への支出が保留されており、コストの管理面において我々はさらに襟を正さないといけないと述べて、収益性や資金収支を生み出すことでライバル達との差別化を図りたいとしています。

一方、2009年通期（2008年2月～09年1月）の業績は、売上高が前年とほぼ同じ611億ドル、純利益は前年比16％減となる24億7,800万ドルとなっています（下表参照）。

Dell 発表資料 [pdf]

携帯電話業界の巨人がノートPCマーケット参入を検討

携帯電話機メーカー世界最大手のNokia (ノキア) が、ラップトップ (ノート型PC) 事業への参入を計画しているとReutersなどが報じています。

これは、同社CEOのオリ・ペッカ・カラスブオ氏が2月25日、フィンランド国営放送YLEとのインタビューのなかで明らかにしたもので、ラップトップ事業に参入する計画はあるかとの質問に対し、「積極的に参入する機会を検討している」と答えたとのことです。
2008年後半から、業界ではNokiaがPC事業に参入するとの噂が流れていましたが、今回のトップ発言は、そのような参入計画を初めて正式に認めたものになります。

カラスブオCEOは、携帯電話とPCは多くの点で重複しており、今後5年もしないうちに両者が統合されて垣根が無くなって行くだろうと指摘しています。
さらに、今では、数億人が携帯電話を通じて初めてインターネットに触れているという環境があり、（モバイル開発の戦略上）良い兆候だと述べています。

先週スペインで開催されたMWC 2009では、PCメーカー1位のHPや4位のLenovoに続いて、PCメーカー第3位の台湾Acerがスマートフォン市場への参入を発表して新機種をリリースするなど、スマートフォン市場の高い利益率を求めてPCメーカーが相次ぎ参入するなか、今回のNokiaのアクションは一見逆行するようにも映ります。
しかしながら、市場調査CCS InsightのBen Wood氏は、「Nokiaは、今まで築いて来た製造、サプライチェーン、流通での巨大なスケールを利用できるポジションにあり、さらに同社の利用してきた携帯ネットワークがすでにノートPCへの対応を済ませている環境を考えれば、同社の新規参入は理にかなっているともいえる」と指摘しています。

Googleでは、Gmail および Google Talk（コンシューマー向けおよびビジネス向け）の一部ユーザに対して、「ViddyHo.com にアクセスして Gmail / Google Talk のアカウントとパスワードを入力する」ように促す chat のメッセージが送られてくるというフィッシング行為が確認されたと伝えています。

これは見かけ上、Google Talkの友達からのメッセージに見えますが、悪意あるプログラムによって自動的に広がっていくフィッシング行為であり、Googleは既にこのフィッシング行為が広まらないよう対処を施したとしています。

Googleでは、万が一 Viddyho.com にアクセスして、アカウントとパスワード情報を入力した覚えのあるユーザは、Google アカウントのパスワードとセキュリティ保護用の質問 ( 秘密の質問 ) を必ず変更するよう呼びかけています。

ソニー・コンピュータエンタテインメント（SCE）は、同社が提供するネットワークサービスPlayStation Networkについて、2009年2月20日時点で全世界累計アカウント登録数が2,000万を突破したと発表しています。

サービス提供開始から約1年2ヶ月で500万、約1年8ヶ月で1,000万、そして約2年3ヶ月で2,000万を達成したこととなり、同社では、ユーザ数は加速度的に増え続けており、ネットワークビジネスの基盤が着実に拡大していると述べています。

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米市場調査会社IDCによると、2008年第4四半期の世界のサーバ販売台数は前年同期比で12％減少、売上高は同14％減となる135億ドルだったそうです（ロイター）。

これは約7年前のITバブル崩壊以来の大幅な落ち込みで、IDCでは、世界的な景気減速が本格化するにつれ、サーバベンダーを含めた業界全体が大きな影響を受けたと指摘しており、今後さらに売り上げの減少が加速する見通しを示しています。

企業別では、サーバベンダートップのIBMの売上高が15%減少となり、上位5社中で最大の落ち込みをみせ、2位HP（ヒューレット・パッカード）も10.1%減少したものの、市場シェアは1％強上昇して29％となりました。
3位はDELLで、売上高は9.9%減少したものの、シェアは10.6%に上昇しました。
以下、4位はサン・マイクロシステムズ、5位富士通シーメンスと続いています。

SBM – 国内の携帯電話事業者として初、航空機内携帯電話サービスを開始

ソフトバンクモバイルが、国内の携帯電話事業者としては初となる海外を飛行中の航空機内で携帯電話を利用できる「機内ケータイ」サービスを、2009年3月18日（水）より提供すると発表しています。
対応する機種は、「世界対応ケータイ」利用可能機種で、3Gエリア専用機種は対象外。
特別な申し込みは不要ですが、「世界対応ケータイ」への申し込みが必要です。

本サービスにより、海外の航空会社の機内でもソフトバンク携帯電話がそのまま利用でき、日本と同じ番号で発信および着信の通話、SMSなどの通信が可能となります。
これは、航空機内で携帯電話を使用できるサービスを提供する英国の事業者であるAeroMobile ASとローミング協定を締結したことで実現されるものです。
ただし、本サービスでは、インターネットへの接続はできません。
まずは、AeroMobile ASのサービスに対応するエミレーツ航空、マレーシア航空の航空機（一部）にてサービスが開始されます。
また、それ以外の航空会社についても、準備が整い次第サービスを開始する予定だとしています。
AeroMobile ASの場合の利用料金は、発信した場合は1分ごとに650円、着信した場合は同800円となっており、SMS（1通ごとの料金）については送信料180円、受信料は無料です。

同様のサービスを提供する他事業者との協定締結など、今後も航空機内で携帯電話が利用できるようサービスの充実を図ってまいります。

1月のパソコン国内出荷実績、前年比で出荷台数2割減、売上3割減

社団法人電子情報技術産業協会（JEITA: Japan Electronics and Information Technology Industries Association）が、2009年1月のパーソナルコンピュータ国内出荷実績を発表しています。

AppleやNEC、富士通、ソニー、パナソニックなど大手13社の自社統計を JEITA が取りまとめて発表したもので、これによると1月のパソコン出荷台数は60万1千台（前年比81.3%）となり、うちデスクトップは20万台（同76.7%）、ノート型は40万台（同83.9%）という結果になっています。

また、1月のパソコン出荷金額は652億円（前年比70.4%）となり、うちデスクトップは230億円（同71.0%）、ノート型は422億円（同70.1%）となっています。
そのほか、地上デジタルチューナ内蔵PCは2万6千台（前年比68.6%）となり、うちデスクトップは1万5千台（同53.8%）、ノート型は1万台（同114.6%）となっています。また、ワンセグチューナ内蔵PCは4千台（同130.7%）となっています（＊地上デジタルチューナとワンセグを同時に内蔵している場合は地上デジタチューナ内蔵としてカウント）。

JEITAでは、企業向け需要が景気悪化の影響を受けて低迷しているものの、コンシューマ向けは年末商戦に引き続き堅調に推移していると述べています。

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Gmailの不具合の修正が完了

GoogleのGmailチームは公式ブログで、日本時間昨日2月24日18:30過ぎから不具合が生じていた同社のメールサービス「Gmail」について、不具合の修正が完了したと報告しています。

Googleでは引き続き動作を注意深くモニタリングしているとしたうえで、現時点では問題なくGmailアカウントにアクセスすることができるとしています。

多くの Gmail ユーザーおよび Google Apps ユーザーの皆さまにご不便とご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。

この不具合が発生していた期間中に、繰り返しGmailにアクセスしようとログインを試みたユーザには、キャプチャ ( CAPTCHA ) と呼ばれる数文字のアルファベットを入力するように求められる可能性があります（これは何度もアクセスをしようとした場合に自動的に適用される動作）。

Googleでは、Gmailの不具合は日本時間18:30からおよそ2時間30分間続いたと述べており、今回の不具合の根本的な原因については、現在もGmailのエンジニアが調査している最中であると伝えています。

GoogleのGmailチームは公式ブログのなかで、日本時間2月24日18:30過ぎから不具合が生じている「Gmail」について、現在問題の解決を全力で行っており、ほぼ復旧の見込みであると伝えています。

Gmailアカウントにアクセスされた方はおそらくご存知かと思いますが、現在、Gmailに不具合が生じています。日本時間18:30過ぎに、Gmailのモニタリングシステムが世界規模で一般ユーザーの皆さん、および企業向けをはじめとするGoogle Apps各エディションでGmailをご利用のユーザーの皆さんが、そのアカウントにアクセスできなくなっていることを検知いたしました。
ユーザーの皆様にはご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。英語版Gmailをお使いでGmail LabsのOffline機能を有効にされている方は、Inboxにはアクセスできるはずですが、新たなメールを送受信することはできなくなっています。

Gmailチームは進捗状況を随時知らせるとしていますが、最近Googleのサーバやシステムはトラブル続きであり、Webサービスにはトラブルが付きものとはいえ、今後の対応次第では、同社の築き上げて来たブランドや信頼を大きくうことにもなりかねないでしょう。