Adobeは「Photoshop CS6」の新しいインターフェイスやCamera Rawファイル処理、リッチカーソル機能などをYouTubeにて紹介している。

背景スクリーンカラーはデフォルトでブラック基調となっているが、ダークグレーやライトグレー、またはカスタムカラーに変更可能だ。
また、Camera RawはLightroom 4 betaと同じ画像補正エンジンが採用されており、「Camera Raw 7」が搭載されている。

Photoshop CS6は2012年前半に公開される予定だが、Adobeはサブスクリプションで提供するCreative Cloudへの移行を促している。

Strategy Analytics（SA）が取りまとめた2011年第4四半期（10〜12月期）の世界携帯電話市場調査によると、Nokiaは前年同期から5ポイント超のシェアを失い、2位サムスンや3位Appleの追い上げを許したものの、約26%のシェアを獲得して首位を維持した。
同期の世界携帯電話出荷台数は前年同期比11%増の4億4,500万台に達し、2011年通期では前年比で14%増となって16億台に迫った。

AppleのiPhoneはスマートフォン市場ではトップだったが、従来型携帯電話を含むすべての携帯電話の出荷台数シェアは8%で、Nokiaおよびサムスンに次ぐ3位だった。

上位3社が世界シェアの50%以上を占める状態が続くなか、スマホ販売が不調だったNokiaが市場シェアを失う一方で、iPhoneを擁するAppleとGALAXYシリーズが好調なサムスンがともにシェアを伸ばした。

Nokiaが発表した2011年第4四半期決算によると、売上高は前年同期から21%&減の100億500万ユーロとなり、10億7,000万ユーロの純損失を計上。提携するMicrosoftのWindows Phone搭載スマートフォン「Lumia」は100万台以上の販売を記録したが、損失を穴埋めするには至らなかった。

HPはモバイル向けプラットフォーム「webOS」のオープンソース化に関して、JavaScriptアプリフレームワーク「Enyo 2.0」を公開するとともに、今年9月に「Open webOS 1.0」を公開すると発表した。ライセンスはApache License（Ver 2.0）を適用する。

HPは昨年12月、2010年4月に12億ドルで買収したPalm開発のwebOSについて、オープンソースライセンスのもとコードを提供すると発表していた。

今後のロードマップについては、アプリやLinuxカーネルを含むソースコードが公開され、9月に正式版を公開する予定。

なお、25日に公開された「Enyo 2.0」は、webOSだけでなく、iOSやAndroidなどのモバイル環境からInternet ExplorerやFirefox、Safariなどのウェブブラウザなど、クロスプラットフォームで稼働するアプリを開発可能となっている。Enyoは新しいウェブサイトから入手可能だ。

電子情報技術産業協会（JEITA）が取りまとめた2011年のパソコン国内出荷台数は、前年比1.0%増の1,086万8,000台となり、現在の統計基準となった2007年以来、過去最高を記録したことが25日わかった。一方、出荷金額は海外勢やタブレット端末との価格競争などもあって、前年比9.9%減の8,707億円だった。

テレビのアナログ放送終了に伴って地デジチューナー内蔵PCが売れ行きを伸ばしたほか、個人向け年末商戦も好調だった。また、法人向けもリプレース需要により堅調に推移した。

形状別ではデスクトップが前年割れとなった一方で、ノート型は価格対性能比の向上や節電志向の高まりなどによりプラス成長となった。なお、デスクトップ型のなかでもApple「iMac」などの一体型は売上を伸ばしている。

FacebookやTwitter、MySpaceなどのエンジニアグループは23日、Googleが今月10日に発表したパーソナル検索機能「Search plus Your World」に対抗すべく、Googleの独自SNSだけでなく様々なSNS情報も検索対象に含むことができるコンセプト実証コード「Focus on the User」を公開した。

インターネット検索市場はGoogleのシェアが極めて高く、「Google＋」と密接に連携する「Search plus Your World」登場は、FacebookやTwitterなどSNS企業の反発を受けたほか、米電子プライバシー情報センター（EPIC）も独禁法違反の可能性を指摘している。

「Try a More Relevant Google」クリック後に表示される「don’t be evil」ボタンをWebブラウザのブックマークツールバーに追加して、ブックマークレットプラグインとして使用できる。なお、一部ブラウザはサポートされていない。

「don’t be evil（邪悪になるな）」はGoogleの基本理念であり、検索市場に閉鎖性をもたらすパーソナル機能を皮肉っている。

カナダResearch In Motion（RIM）は1月22日（現地時間）、看板商品であるスマホ売上の落ち込みの責任を取る形でトップ2人が辞任すると発表した。世界のスマホ市場はAppleのiPhoneとGoogle Android端末の2強が市場シェアを独占しつつあり、RIMのBlackBerryはここ数年不振が続いていた。

20年に渡って共同CEOを務めてきたマイク・ラザリディス氏とジム・バルシリー氏の後任には、昨年よりCOOを務めるトーステン・ハインズ氏が昇格する。なお、ラザリディス氏は副会長に就き、バルシリー氏も取締役にとどまる。

ラザリディス氏は「創業者が新たなリーダーを指名することで成長が期待できる。我社にとっては今がその時だ」と述べ、「BlackBerry 7が発売され、2月にはPlayBook 2.0を投入する。また、今年後半にはBlackBerry 10をリリースすることで、RIMは新たな時代を迎える。取締役会も私もハインズ氏のトップ昇格を心から喜んでいる」と語った。

ハインズ氏は独シーメンスのグループ企業出身で、2007年にRIMに入社。ハードウェア・エンジニアリング部門で副社長を務めた後、昨年8月にCOOに昇格していた。

ハインズ氏は「BlackBerry 7は市場の受けもよく、PlayBook 2.0やBlackBerry 10の投入にも期待できる。RIMはあまりにも急激に成長したことで、その反動も大きかった。これまでのチャレンジを教訓にして、さらに強い企業になれると信じている」とコメントを出した。

[Press Release]

Googleは1月19日（現地時間）、2011年第4四半期（10～12月期）の決算を発表した。売上高は前年同期比25%増の105億8,000万ドルとなり同社初の100億ドル超えを果たしたものの、提携パートナーに支払う経費（TAC）の24億5,000万ドルを差し引くと81億3,000万ドルとなって、事前のアナリスト予測（84億1,000万ドル）を下回った。

Googleによると、同四半期におけるAndroid端末アクティベート数は2億5,000万台、Android Marketのダウンロード数は11億本以上を記録したほか、SNS「Google+」のユーザ数は世界で9,000万人超となり3ヶ月前の2倍以上に達したという。

[Google Announces Fourth Quarter and Fiscal Year 2011 Results]

ウィキペディアやGoogleなど数百ものインターネット関連企業は1月18日（現地時間）、サイト閲覧を停止したりロゴや記事を黒く塗りつぶすなどして、米連邦議会が審議しているオンライン違法コピー防止法案に対する抗議活動を行なった。

ウィキペディアを運営するウィキメディア財団は、24時間限定で英語版サイト閲覧を停止しており、また、Googleもロゴを黒く塗りつぶして隠すなど抗議活動が広がりをみせている。

米議会上院および下院が検討している新法案（「Stop Online Piracy Act（SOPA）」と「Protect IP Act（PIPA）」）は、著作権侵害行為を防止する知的所有権保護を目的としたものだが、ウィキペディアは「インターネット上の自由な言論と公開性に深刻な打撃となる」と懸念を示し、また、Googleは「ネット検閲と経済成長の減速につながる」として、議会に法案否決を求める嘆願書への署名をネットで呼びかけている。

ウィキペディアやGoogleのほかにも、Mozilla、Amazon、WordPress.org、Facebook、Twitter、Wired.com、Fark、Boing Boing、BuzzFeed、Flickr、Redditなどが自社ウェブサイトで何らかのアクションを起こしたり法案可決反対の姿勢を打ち出している。 [Read More »]

米Yahoo!は1月17日（現地時間）、共同創業者で元CEOのジェリー・ヤン氏が取締役を辞任したと発表した。

ヤン氏は17日、日米Yahoo!や中国電子商取引最大手の阿里巴巴（アリババ）グループの取締役を含むすべての役職を辞任。創業者の離脱は今後の身売りや資産売却など経営再建プランにも影響を与えそうだ。

スタンフォード大学院同窓生デビッド・ファイロ氏とヤン氏がYahoo!を共同で設立したのは17年前の1995年。インターネット検索の草分けとして業績を伸ばしたが、近年はライバルGoogleに世界検索市場シェアで大きなリードを許していた。2007年には暫定CEOに就任し経営再建をに向け舵を取ってきたが、業績悪化の流れは変えられず2008年にCEO辞任。現在まで取締役やChief Yahoo!などの重要ポストに就いていた。

ヤン氏は台湾出身の43歳。今後については、「Yahoo!以外の新たな活動を始める時がきた」という声明を出しているが、具体的な活動予定には触れられていない。

2011年世界ブランド価値評価ランキング「Best Global Brands 2011」において、Appleは前年の17位から8位に浮上。最新ブランド価値は2010年から58%増となり、ブランド価値を金額に換算すると211億4,300万ドルから330億4,930万ドルにまで大きく上昇した。Appleのブランド価値上昇率はトップ100企業のなかでも断トツだ（Bloomberg）。

これはブランド・コンサルティングInterbrandが昨年発表したブランド価値番付。ブランド価値を金額に換算したもので、財務分析やブランドの役割分析などに基づいて評価される。

Appleのほかに、AmazonやGoogle、サムスンなども2010年比で20%超のブランド価値向上となった。
また、日本企業では、トヨタ自動車が前年比6%増の11位、ホンダが同5%増の19位、キヤノンが同2%増の33位、ソニーが同13%減の35位、任天堂が同14%減の48位、Panasonicが同16%増の69位、日産が2007年以来のトップ100入りとなる90位にランクされた。

なお、コカ・コーラが調査開始以来、12年連続で1位を維持しており、そのブランド価値は718億6,100万ドルだった。