電気通信事業者協会（TCA）は5月12日、2009年4月末現在の携帯電話・PHSの契約数を発表しました。
これによると、4月の携帯電話の純増数は、ソフトバンクモバイルが10万5,400件で24ヶ月連続トップとなり、2位イー・モバイルが10万2,800件でトップに肉薄しました。以下3位NTTドコモは8万9,300件、KDDIは5万7,500件の純増で4位でした。

1位ソフトバンクモバイルは、2年に渡り純増数トップの座を死守したものの、今月の契約純増数105,400件は、3月の38万1,700件および前年同月の19万2,900件と比較して伸びが大きく鈍化しています。
同社広報部によると、「iPhone for everybody」キャンペーンで「iPhone」の売上が好調であり、純増数トップ維持に大きく貢献したとのこと（ITmedia）。

純増数2位のイー・アクセス傘下イー・モバイルは、ネットブックとのセット販売や高速データ通信サービス「D23HW」などのデータカード契約が好調で、3月からの純減数を抑えて、1位ソフトバンクに肉薄しました。

4月のMNP利用による転入出数は、ソフトバンクがプラス2万400件、イー・モバイルがプラス100件となった一方で、ドコモはマイナス1万9,300件、KDDIはマイナス1,200件でした。
また、PHSでは、法人向け需要が低下したウィルコムが1万600件の純減となりました。

ソフトバンクモバイルは12日、第3世代携帯電話（W-CDMA）の無線基地局用に、ソフトバンク3G携帯電話の電波が届きにくい山間部などを効率的にカバーできる、周波数変換型の屋外中継装置（リピータ）を開発したと発表しました。

基地局に設置する周波数変換装置で基地局と屋外中継増幅装置の間の周波数を変換し、屋外中継増幅装置で周波数を元の周波数に戻す仕組みになっており、同社ではこの変換により、同じ周波数の電波の回りこみを大幅に低減することが可能となり、送信電力や増幅率を最大に上げることができるとしています。

例えば、電波の弱いエリアの端や山間部において、従来の屋外中継装置に比べて、約2～8倍の広い範囲をカバーすることができ、低コストでエリア拡大が可能となるとのことで、同社では、同装置がエリア拡大対策に有効な技術であり、導入に向けた検討を行う予定であるとしています。

携帯電話で複数人が同時通話する際にも自然な通話環境を実現

NTTドコモは11日、携帯電話向けに、ユーザが設定した空間配置で複数音声を再生可能とするサラウンド音声伝送技術を開発したと発表しました。

この新技術によって、ネットワークと端末を連携させたた、音声符号化・復号とサラウンド化の処理を効率的に統合することができ、ネットワークや端末への負荷を抑えることが可能になるとしています。

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iPod/Macに対応する最大受信距離30mのワイヤレスヘッドフォン

サンワサプライは11日、同社直営Webショッピングサイトサンワダイレクトにおいて、「ワイヤレスヘッドホンRX-W003」(品番 : 400-HS010) を発売すると発表しました。

同日より販売が開始され、価格は9,980円（税抜）、サンワダイレクト（本店・楽天市場店・Yahoo!ショッピング店）のみの限定販売となっています。

RX-W003は、2.4GHz帯無線方式を採用しており、最大受信距離は30m。PCやオーディオ、ゲームなどの音楽再生に最適。
音源はオーディオ端子（3.5mmステレオミニジャック）およびUSB端子を選択可能で、パソコンのUSBポートから音源を取ることができます。また、ヘッドホン用電源は充電式ニッケル水素電池×2本またはアルカリ乾電池×2本（別売）となっていて、充電式ニッケル水素電池は、トランスミッターの裏側のバッテリ充電部で充電可能です。
ヘッドフォン部の重量は200g、トランスミッター部のサイズはW100×D52×H22mm。対応OSは、Windows 98SE/Me/2000/XP/VistaおよびMac OS 9.2/10.x。

MS、3,990円のレーザー式ワイヤードマウス・エントリーモデルを発表、「IntelliMouse Optical」の新色も登場

マイクロソフトは11日、ゲーミングデバイスブランド「SideWinder」シリーズの最新機種として、ゲーミングマウス「SideWinder X3 Mouse」を、5月29日より3,990円（税込）にて発売すると発表しました。
また併せて、「Microsoft IntelliMouse Optical」に、新色ブラックを追加すると発表、こちらは6月5日に発売開始となり、価格は2,940円（税込）。

「SideWinder X3 Mouse」は、最大2,000dpiの解像度と7,080fpsのフレーム レートを実現しながら、コストパフォーマンスに優れた、左右対称デザインを採用したエントリーモデルで、SideWinderシリーズの中で最小・最軽量に設計されています。
読み取りセンサーの解像度は、200から2,000dpiまで3つのdpi設定ボタンで切り替え可能であり、そのほかにもホイールを含む5つのボタンに好みの操作を割り当てることができます。また、同梱ソフトを使ってマクロ設定を登録することも可能。
USB接続で、最高加速度は20G、読み取りは45ips、サイズは約67 (W) × 118 (D) × 32 (H) mm、重量は約134g、対応OSはWindows XP/Vistaとなっています（Mac未対応）。3年間の製品保証付き。

また、ワイヤードタイプの光学式マウス「Microsoft IntelliMouse Optical」のカラーバリエーションに新色ブラックが追加されました。
これまで法人向けとして、5pack製品でのみ提供されてきたブラックモデルを、一般ユーザに向けて販売するもので、PS／2コネクターが付属します。
サイズは約68 (W) × 126 (D) × 39 (H) mm、重量は約143g、対応OSは Windows 98/ME/NT/2000/XP/Vista およびMac OS。5年間の製品保証付き。

ビジネスパートナー選定に際し、7割以上の企業が情報セキュリティ対策を意識

IT専門調査会社IDC Japanは11日、2009年2月に実施した、国内企業1,755社の情報セキュリティ対策の実態調査結果を発表しました。

2008年度と比較した2009年度の情報セキュリティ関連投資の増減率見込みを調査したところ、「減少する」と回答した企業は全体の30.3％を占め、「増加する」と回答した企業の13.9%を上回る結果が得られたということです。また、導入を検討している個々のセキュリティ対策の導入予定時期について、調査時点から「3ヶ月以内」「6ヶ月以内」「1年以内」「1年以上先」のどの時期かを調査したところ、全ての項目で1年以内と回答した企業が22.9％～26.9％と最も多い結果になったとしています。
IDCでは、経済不況の影響で情報セキュリティ投資が抑制されていると分析する一方で、個々の具体的なセキュリティ対策への投資は引き続き堅調であるとみています。

また、ビジネスパートナーを選定する際に情報対策を「非常に意識している」もしくは「やや意識している」とした企業は全体の72.8％となり、情報セキュリティ対策が企業活動において顧客情報や知的財産を保護しリスクを抑え、企業価値を維持、向上させるものであることが認知されてきていると分析されています（上図参照）。

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Engadgetでは、米Dellが10.1インチワイド液晶搭載のミニノート「Inspiron Mini 10」について、6セルバッテリ付きモデルの出荷を開始したと伝えています。

見た目的には、不格好な出っ張りが生じますが、バッテリ駆動時間は標準モデルから倍増となる8時間となります。
Dellは、4月半ば過ぎから、バッテリオプションとして「6セルバッテリ」を追加していました。価格は30ドルプラスになるだけです。
なお現状では、バッテリのみの個別注文には未対応。日本市場向けには、「6セルバッテリ」搭載モデルはまだ発売されていません。

「Inspiron Mini 10」は、重量1.17kgの小型・軽量ボディに、フルサイズに近いキーピッチ17.5mmのキーボードを搭載し、アスペクト比16:9の10.1インチ液晶ディスプレイを採用。プロセッサにはIntel Atom Z520 (1.33GHz) を搭載し、液晶テレビに出力できるHDMIポートを備えています。カラバリは6種類。

インターネット界の巨人が、トラディショナルな広告分野でWebブラウザをPR+効果測定へ

米Googleが、今週末から同社のウェブブラウザ「Google Chrome」のテレビコマーシャルを、全米のいくつかのネットワークを通じて配信すると発表しています。

このビデオは、もともとGoogle Japanが「Google Chrome」のプロモーション用に制作したものであり、YouTubeに掲載したところ評判が良かったとのことで、同社ではその後、さらに多くのショートムービーを制作してYouTubeに公開しています。

Googleは、同社のテレビ広告販売サービス「Google TV Ads」と連携して、同社のウェブブラウザをPRするとともに、オンラインメディアでのキャンペーンをテレビメディアがどのように補足するすることができるのかを測定したいとしています。

Google Chromeの市場シェアは1.41%と、若干低迷気味です。

Acerに追いつかれ、転落の悪夢が現実に＝Android携帯もAndroidミニPCも救世主にあらず

台湾Acerは、2011年までに世界一のPCメーカーになるという目標を掲げており、少し前までは笑い話のひとつにもなっていたのですが、BusinessWeekでは、米Gartnerが発表した最新四半期における世界パソコン出荷台数調査によれば、Acerはシェア13%で世界3位となり、Dellは13.1%とAcerをほんのわずかに上回り2位となったものの、Acerの成長とDellの転落ぶりがあまりにも対照的であると伝えています。

Dellのパソコン出荷台数が、前年同期比で17%減と落ち込む一方で、HP、Acer、東芝といったほかのトップ企業は、出荷台数を伸ばしています。
言い換えれば、Dell 1社が景気減速の痛手を被っていることになり、今後もし同社が回復を目指すならば、何かしらドラマチックな戦略を画策し実行しなければ難しいだろうと指摘しています。

また、DellがGoogleのAndroidプラットフォームを搭載したスマートフォンやネットブック（ミニPC）を提供するようだと噂されるなかで、AndroidはDellの救世主にはならないだろうと指摘しています。
例えば、2月にも発表されると噂されたスマートフォンは、試作機の動作があまりにも鈍過ぎて、3月にはキャリア側からダメ出しされたと報道されました。

国際戦略・投資アナリストであるビル・ワイマン氏によれば、Dellは今後、買収される可能性もあると指摘されています。

マウスコンピューター、20型ワイド液晶ディスプレイ「ProLite E2008HDS-B」を発表

マウスコンピューターは5月8日、アスペクト比16:9、解像度1600×900ドット表示に対応したiiyamaブランドの20型ワイド液晶「ProLite E2008HDS-B（黒色）」を発表しました。
発売時期は5月下旬で、価格はオープンですが、直販（iiyama e-shop）価格は17,800円となっています。

ProLite E2008HDS-Bは、最大画面解像度HD1600×900に対応したノングレア液晶パネルを採用し、DVDやゲームなどといった16:9比率のコンテンツをフルスクリーンで表示することが可能で、表示するモードによって最適な画質を選ぶことができます。
また、アスペクト比固定拡大機能に対応しており、4:3または5:4入力のときに、縦横比をあわせた表示が可能となっています（ドットバイドット表示には非対応）。

インターフェイスは、デジタル1系統（HDCP機能付DVI-D端子）とアナログ1系統（D-Subミニ15ピン）の2系統入力に対応しており、製品にはDVI-D ケーブルとD-SUB ミニ15 ピンケーブルが付属しています。
スピーカー（1W×2）を背面にすることで、スリムでシンプルなデザインとなっているほか、国際EnergyStarプログラムVer5.0に適合し、「ECO」モードへの移行がダイレクト調整にて操作可能です。

表示スペックとして、最大表示色数は約1,670万色、応答速度は5ms（中間色は2ms）、輝度は250cd/平方メートル、コントラスト比は1000:1、視野角は左右／上下共に160度、画素ピッチは0.2768mmなどとなっており、本体サイズは485（W）×193（D）×367（H）mm、重量は約4kgとなっています。カラーは、マーベルブラックの1色のみ。