プラッタ1枚あたり640GB容量を実現
最近明らかとなったHDD磁気ヘッドを手がけるTDKのロードマップによれば、2010年前半には、3.5インチHDDのラインアップに、世界最大容量の新製品が加えられることになりそうです。
すでにOEMによるテストでは、プラッタ(円板)1枚あたり640GBの記憶容量搭載を達成しており、今年11月から量産体制に入るようだとされています。
640GBのプラッタを4枚収納することにより、2.5TB容量のHDDが実現可能となり、早ければ2010年2月にも出荷が開始されるようです。
これによりTDKは、日立やSeagate、Western Digitalなどのライバル企業に対して、若干のアドバンテージを築くことができそうです。
さらには、プラッタ5枚収納による3.2TB容量も実現できるかもしれないと指摘されています。
ほかにもTDKは、2.5インチHDD向けに、320GB容量のプラッタを用意しており、ノートブック向けに640GB容量のHDDが提供されることになりそうです。
同製品はすでに生産に取りかかっており、12月までには量産体制に入り、年内終わり頃または2010年初頭には出荷が開始されるとみられています。