噂通りモバイル版OfficeをNokia製スマートフォンに提供
ソフトウェア最大手米Microsoftとスマートフォン最大手フィンランドNokiaは2009年8月12日(現地時間)、Microsoftの「Office Mobile」や「Live」などのコミュニケーションおよびコラボレーション関連ソフトウェアを、NokiaのSymbian OS搭載機で利用可能にするという、エンタープラズ向けモバイル生産ソリューション分野でのグローバルな提携を発表しました。
Microsoftが他社製スマートフォンに「Office」を提供するのは始めてのことであり、2010年のサービス実現を目指し、両社には専任チームが設置されます。
Nokiaは、法人企業分野で先を行く「BlackBerry」メーカーResearch In Motion(RIM)をターゲットにしており、一方のMSは、「Google Docs」のようなウェブベースのアプリに対抗すべく、次期「Office」のシェア拡大を目論んでいます。
今後、Nokiaのビジネス向けスマートフォン(Eseries)ユーザには2010年から、Office Communicator MobileやSystem Centerが提供され、その後、オフィスドキュメントの利用が可能になるほか、Word/Excel/PowerPointなどのアプリケーションも順次使用できるようになります。
Nokia and Microsoft Discuss Alliance
なお、日本語版Symbian OS向けの「Office」がリリースされるかどうかは未定。